「淡口(うすくち)醤油発祥の地、たつの」 醤油の産地として有名なたつの市 醤油の中でも色の薄い「淡口醤油」の生産量がなんと日本一 龍野発祥の「淡口(うすくち)醤油」は おだしの香りや素材の味を大切にしてきた 関西の食文化に欠かせない存在です。 知っているようで知らない醤油の秘密と 醤油を買えるお店、醤油を使ったスイーツのお店をご紹介します。 醤油を味わい尽くす旅にぜひ訪れてみて 醤油を知る 醤油を学ぶ 醤油を買う スイーツを味わう 醤油を知る 龍野醤油の成り立ち 龍野醤油は、1500年代から播州平野の小麦と三日月の大豆、赤穂の塩、揖保川の軟水といった、地産の原料に恵まれた環境で育まれてきました。 また、揖保川の水運により、瀬戸内から大阪・京都へ運ばれていき、醤油の品質の良さから市場で認められて、今では関西の食文化に欠かせません。 揖保川と龍野醤油 たつのを流れる揖保川は、水運としてだけでなく、淡口醤油の仕込みにも欠かせません。揖保川の水は、鉄分などのミネラルが低い軟水です。この軟水は、色の薄い淡口醤油に適した水質なのです。 龍野醤油の特徴 龍野の淡口醤油には甘酒が入っています。甘酒を使う方法は1660年頃、龍野で発明されました。濃口醤油に比べて塩分がやや高く、醤油の香りが穏やかで甘味があるのが特徴です。少量使うだけで、しっかりと味がつき、だしの香りや素材の味を活かす醤油です。素材の味を大切にしてきた、関西の食文化になくてはならない調味料です。 龍野醤油の製造工程 1.原料の処理 大豆を蒸します。小麦は炒り、砕きます。 2.麹づくり 蒸し大豆と炒り小麦に麹菌を加えて、繁殖させます。 3.発酵・熟成 麹に塩と水を混ぜます。10ヶ月〜1年、微生物の働きで熟成させます。 4.圧搾、火入れ 熟成した諸味を、濾し布で絞ります。生揚げ醤油に熱を加え、香りを良くします。 5.瓶詰め 瓶詰めをして、完成になります。 龍野醤油が学べるお店 龍野醤油のことをしっかり学べて体験出るスポットをピックアップしました 発酵LabCoo(ラボクー) 「つくる、学ぶ、食べる」 龍野の発酵文化を体感! うすくち龍野醤油資料館 醤油のふるさとならではのさまざまな資料をわかりやすく展示し、先人たちの醤油づくりの足跡をたどることができます。 龍野醤油が買えるお店 ご自宅はもちろん、お土産にも喜ばれます。たつの市内で購入できるお店をピックアップしました。 道の駅しんぐう 地域の名産品に、新鮮野菜や果物がそろう道の駅 道の駅「みつ」 国道250号(はりまシーサイドロード)沿いにある道の駅で瀬戸内海の絶景を満喫できる。 矢木醤油 創業 明治39年、本格的な美味しさを追究し、一流料亭でも認められる醤油 末廣醤油 創業明治12年 龍野名産淡口醤油の伝統を守り続ける醤油蔵 揖保乃糸 資料館 そうめんの里 たつの観光のお土産なら、播磨の名品「揖保乃糸」 レストラン庵(揖保乃糸資料館そうめんの里) 揖保乃糸資料館で味わう、本格的なそうめん料理 ブンセンキッチン のりつくだ煮「アラ!」や「塩っぺ」などを製造しているブンセン。1934年に醤油醸造を生業に創業。 ブンセン(コンチア) のりつくだ煮「アラ!」や「塩っぺ」などを製造しているブンセン。1934年に醤油醸造を生業に創業。 12 龍野醤油を使ったスイーツを買える、食べられるお店 龍野名物のうすくち醤油まんじゅうから醤油ソフトまで、ご当地スイーツが盛りだくさん。うすくち醤油発祥の地・龍野で長きに渡り愛されているうすくち醤油まんじゅうは、各店で味が異なるので、食べ比べしてみて。 エデンの東 新鮮な海の幸を満喫!心を込めた和会席でおもてなし やまや本舗 たつの醤油使用のたつのブラック誕生! 12 特集一覧 重要伝統的建造物群保存地区 龍野藩五万三千石の城下町である龍野地区の一部が、令和元年12月、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 醤油 特集 醤油の産地として有名なたつの市。歴史や醤油が買えるお店などを特集します。 男はつらいよ 男はつらいよ第17作のロケ地たつの市は 映画に登場する場所や空気感が今も変わらず残っている。 牡蠣 特集 海に面した、たつの市は牡蠣の養殖がとても盛んに行われています!全国でも上位に入るたつの産牡蠣の魅力に迫ります。 揖保乃糸 特集 たつのの特産品である素麺「揖保乃糸」を特集!歴史や製法~食べられるお店まで、盛りだくさん!