室津漁港(室津港)
三方を山に囲まれた入江の中は波静かで、まるで室の内のようだと「室の泊」と名づけられた。
現在は静かな漁港であるが、天平の頃、行基が開いた摂播五泊の一つで、三方を山に囲まれた入江の中は波静かで、まるで室の内のようだと「室の泊」と名づけられた。帆船時代には瀬戸内海の重要な港として栄え、遊女発祥地として色々な伝説や悲話が残っている。高倉上皇・平清盛が厳島神社を訪れる時に立ち寄り、賀茂神社周辺や遊女の記録の他、美しい鏡のような港を見た事も記されている。江戸時代には参勤交代の大名の船、朝鮮通信使の船とガイドの姫路藩の船で埋め尽くされた。また北前船の寄港地でもあった。水不足に悩む室津では港が船で一杯になった時には水を詰めた樽を載せた船は西隣の大浦湾に停泊し、陸路水を運んでいた。当時の絵図を見ると、その栄えた様は今となっては想像もつかない程である。明治になり参勤交代が無くなり、動力船の普及、他港の改良等に従い急速に衰えた。
名称 | 室津漁港(室津港) |
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住所 | 〒671-1332 兵庫県たつの市御津町室津1034−36 |
フォトスポット一覧
龍野藩営野田焼古窯址
寛政9(1797)年、龍野藩営の窯として始まり、明治時代には民営となった。
龍野橋東詰
橋の東からは龍野城下町のほぼ全景が見える
龍野城
龍野のシンボルとしてアレンジ・再構成されている。桜の名所であり、イベントも行われる。
龍野公園の桜(基準木)
龍野公園での満開判定をする基準となる木
龍野ショッピング 森高パンダ
森高千里さんのフォトエッセイの表紙に龍野ショッピングが!
黒崎菜の花畑
綾部山梅林の裾野に広大な黄色い菜の花畑が広がり、早春を満喫できる。開花は1月中旬~。
陸軍大将田中静壱記功碑
ポツダム宣言玉音放送前日からの皇居宮城事件鎮圧者であり日本を終戦に導いた立役者。
野見宿禰神社(相撲の神様)
現在までに有名力士の参拝は跡を絶たず、玉垣にはその名が残る。
観光スポット一覧
神力翁丸尾重次郎顕彰碑
明治の銘米「神力」を発見した丸尾重次郎の顕彰碑
神力翁丸尾重次郎 案内板
明治時代に多収穫米「神力」を発見し、栽培を広めた
王子権現神社(権現山古墳群)
通称「ごんげんさん」と呼ばれ、三角縁神獣鏡が出土した権現山古墳への道も。
清十郎生家跡
後年、歌舞伎や浄瑠璃、オペラにもなった、お夏清十郎駆け落ち事件の清十郎生家跡地とされる。
海源寺
神亀3年(926年)頃建立の寺
法然上人貝堀りの井戸(伝承)
浄運寺から海側に降りた所にある井戸。浄土宗の開祖、法然上人は室津に二度寄港している(伝承)。
本陣紀伊国屋跡
17世紀末、室津は寄港地から要衝となった。大名が泊まる本陣は日本屈指の6軒もあった。
岩村善六君頌徳碑(神力米功労者)
たつの市発祥の明治の銘米「神力」を全国に紹介した功労者。余部村の村長。