王子権現神社(権現山古墳群)
通称「ごんげんさん」と呼ばれ、三角縁神獣鏡が出土した権現山古墳への道も。

古い時代からある神社で、祭神は第23代天皇顕宗天皇(弘計王:オケノオウ)と第24代天皇仁賢天皇(億計王オケノオウ)。背後は権現山古墳群がある。大規模な前方後円墳と副葬品で、一時は全国に紹介された、権現山51号墳は特に有名。権現の祭神は中央での権力争いを避けて偽名(丹波小子:たにわのわらわ)を使い長年この地で牛馬の飼育をしていた兄弟の王子。ある時身分を明かした事から、都より迎えが参上し、後に皇太子と皇子となり、順次即位したと言い伝えられている。
この山にある古墳群は古代日本の畿内の強大な権力を知る上で大変重要なものとされている。
特に権現山51号墳は最古段階の前方後円墳。発掘調査で竪穴式石槨内には三角縁神獣鏡5面、割竹型木棺、木製の枕、槍先を納めた鞘、鉄製の木工具類等が発見された。三角縁神獣鏡は奈良の勢力から配られた物である事、前方後円墳の築造も許可が必要だった事からすでに強大な中央権力があった事の証拠となった。
名称 | 王子権現神社 (権現山古墳群) |
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電話番号 | 079-322-0153 |
住所 | 〒671-1311 兵庫県たつの市御津町中島237−1 |
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