正條の渡し
シンボルのムクの大木が繁るこの渡しは江戸時代、暴れ川として有名で橋の無い川、揖保川を渡し船で渡す場所であった。ここでは底の平らな川に向いた高瀬舟が待機し、料金として「地水二文(浅い時)、中水八文、備水(深い時)十六文」という渡し賃を記した川札があった。室津街道、山陽道の合流点である相合宿、正條・片島にある渡しであり、相当な交通量があった。特に、参勤交代では舟が足りず、他の地区からも舟を工面していた。今は町道で自動車のすれ違いもできないが、当時のメインストリートであり、河川改修で面影も無くなった他の渡しと比べると往年のイメージを何気に残している。この町道の少し南、自転車店を曲がり西進すると、旧山陽道となり、面影がよく残されている。
川沿いには堤防の代わりに畳堤が設置され、平成の台風の増水で畳をはめて用意したが、ぎりぎりの水位でその活躍を免れた。
名称 | 正條の渡し |
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住所 | 兵庫県たつの市揖保川町正條の渡し |
観光スポット一覧
鳩ヶ峰(室津街道)
室津街道上にある丸亀藩と姫路藩の境界。シーボルトもこの街道を通り、江戸の幕府に参府した。
道の駅「みつ」
国道250号(はりまシーサイドロード)沿いにある道の駅で瀬戸内海の絶景を満喫できる。
輿塚古墳
御津町内6基の前方後円墳のなかで最大
輪袈裟(わけさ)の清水
かつて街動筋を行き来した旅人達が渇いたのどを潤した。
赤松鼻
1336年に新田義貞は室山の赤松勢と戦となり、多数の赤松兵が討ち取られながら赤穂郡に逃れた。
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岩山の崖面に彫られた石仏
見性寺
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聖徳太子の投石(なげいし)
聖徳太子にまつわる逸話の地。
フォトスポット一覧
正條の渡し
江戸時代、暴れ川として有名で橋の無い川
東山公園吊り橋
歩行と自転車で渡れる吊り橋
東山公園
新宮地域の吊り橋を渡った揖保川東岸の小嵐山(こあらしやま)の山裾一帯は、つつじと紅葉で有名です。
本陣 井口家
江戸時代、山陽道は正條の渡し近くに片島宿,正條宿の二つの宿場があり,西国の大名たちは室津街道を通って北上し、ここで合流し山陽道で姫路方面へ向かった。
旭橋
人と自転車専用の珍しい橋
旧脇坂屋敷
映画男はつらいよ「寅次郎夕焼け小焼け」ではカトリック教会の看板が見える。
日和山(燈籠堂跡周辺)
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新舞子浜
近畿随一の遠浅の海岸として、海水浴や潮干狩りが楽しめる。