正條の渡し
シンボルのムクの大木が繁るこの渡しは江戸時代、暴れ川として有名で橋の無い川、揖保川を渡し船で渡す場所であった。ここでは底の平らな川に向いた高瀬舟が待機し、料金として「地水二文(浅い時)、中水八文、備水(深い時)十六文」という渡し賃を記した川札があった。室津街道、山陽道の合流点である相合宿、正條・片島にある渡しであり、相当な交通量があった。特に、参勤交代では舟が足りず、他の地区からも舟を工面していた。今は町道で自動車のすれ違いもできないが、当時のメインストリートであり、河川改修で面影も無くなった他の渡しと比べると往年のイメージを何気に残している。この町道の少し南、自転車店を曲がり西進すると、旧山陽道となり、面影がよく残されている。
川沿いには堤防の代わりに畳堤が設置され、平成の台風の増水で畳をはめて用意したが、ぎりぎりの水位でその活躍を免れた。
名称 | 正條の渡し |
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住所 | 兵庫県たつの市揖保川町正條の渡し |
観光スポット一覧
室山城跡(遠見の番所跡)
築城年代は定かになっていないが、赤松円心の防衛拠点として記録に登場する。
天神山1号墳
径約18mの円墳
大阪城の石
豊臣秀吉が大阪城築城のとき、石垣に使うため西国大名が運ぶ途中室の泊で海中に落としたもの、と伝わる。
大神神社(素麺神社)
明治2年(1869)5月1日創立
国道250号(はりまシーサイドロード)
国道250号(はりまシーサイドロード)沿いにある道の駅で瀬戸内海の絶景を満喫できる。
二級河川富島川と人柱地蔵
人柱の犠牲まで払って堤を造り、川を掘り下げ海水・雨水と戦った人々の暮らしの跡が偲ばれる。
もやい石
入港した北前船が係留するときに船のもやいを繋いだ石。石工による細かな細工が見もの。
たつの市立室津海駅館
元豪商嶋屋の建物。江戸時代のおもかげを残す資料館。二階建ては許されなかった当時としては珍しい二階建て。
フォトスポット一覧
龍野藩営野田焼古窯址
寛政9(1797)年、龍野藩営の窯として始まり、明治時代には民営となった。
龍野橋東詰
橋の東からは龍野城下町のほぼ全景が見える
龍野城
龍野のシンボルとしてアレンジ・再構成されている。桜の名所であり、イベントも行われる。
龍野公園の桜(基準木)
龍野公園での満開判定をする基準となる木
龍野ショッピング 森高パンダ
森高千里さんのフォトエッセイの表紙に龍野ショッピングが!
黒崎菜の花畑
綾部山梅林の裾野に広大な黄色い菜の花畑が広がり、早春を満喫できる。開花は1月中旬~。
陸軍大将田中静壱記功碑
ポツダム宣言玉音放送前日からの皇居宮城事件鎮圧者であり日本を終戦に導いた立役者。
野見宿禰神社(相撲の神様)
現在までに有名力士の参拝は跡を絶たず、玉垣にはその名が残る。