「うすくち龍野醤油資料館」はJR本竜野駅から徒歩20分ほどのところにあり、播磨の小京都と呼ばれ、今もなお城下町の面影が残る町並みのなかに位置します。1932年(昭和7年)に建てられた元ヒガシマル醤油本社社屋を利用し、全国初の醤油資料館として1979年(昭和54年)11月に開館しました。建物は2008年(平成20年)に国登録有形文化財に登録され、木造建築ですが外観はレンガ造り風のルネッサンス様式を呈し、「兵庫県景観形成重要建造物」、「地域活性化に役立つ近代化産業遺産」にも認定されています。
館内では15分ほどの「その風土と淡口醤油造りと匠の技」を放映し、「兵庫県重要有形民俗文化財」に指定されている江戸時代からの醤油醸造用具や資料など約2400点を展示。そのひとつひとつに先人の知恵と工夫を感じられます。